ミリシタが楽しい話

ミリシタ5周年おめでとう&お疲れ様でした。
秋葉原を巡ると夏が来たなあと思うほどミリシタ秋葉原コラボは恒例行事となった感があります。来年もこうして夏を感じたいですね。

目次

はじめに

アイドルマスターミリオンライブ!シアターデイズ、通称ミリシタ。私が5年間ほぼ欠かさずログインしているスマホゲームです。最近そのミリシタを特に楽しめているように感じるのです。
美味かろうが不味かろうが日本人なら米を食うような感覚でミリシタを開いてきた5年間でしたが、この頃は今年の新米は美味しいなあという感じでプレイしています。

メディアミックス作品というのは、多重展開されているメディアのどれか1つでも楽しめていれば御の字といったところですが、主軸であるゲームを楽しめているのは幸運なことだと思います。
最高を更新していくことをモットーとしているミリオンライブにおいて、今が一番楽しいのは”当然”ではあるのです。しかし、そんなのなかなか実現出来る物でもないので、どこが楽しいんだろうなあと思い返してみようと思います。

ミリオンライブにおいては大きく分けてゲーム(ミリシタ)、音楽(CD)、ライブ(周年ライブ等)の3本柱が補完し合い、あるいは循環してコンテンツとしての活力を保っているのだろうと思います。
BCなどのコミックスは、この系と価値観こそ共有しているものの緩やかな連携に留まり、独自の世界を形成しているという理解です。(周年ライブでコミカライズ曲が披露されたり、ミリシタのイベントコミュ等に逆輸入されればこの関係は変るかも知れません)

さきほどミリシタを白米に例えたのは案外いい線を行っていたような気がしていて、ミリシタを主食として主菜の楽曲や副菜のライブを楽しんで、デザートやドリンクにコミックを読むみたいな感じでしょうか。分かりづらい?
まあどれか1つでも食べていればとりあえず生きていける訳ですが、食事を楽しもうと思うとバランス良く食べると充実しますよねみたいな。


ミリシタが楽しい話

そんな主食たるミリシタを楽しめているのはMILLION THE@TER SEASONシリーズ(通称MTS)と髪型変更(セカンドヘアスタイル:SHS)の存在が大きいように思います。

何度かこのブログでも言及していますがアイドルマスター、特に765プロにとってどの楽曲をどのアイドルでも歌えるという文化はとても尊いものだと思うのです。曲もアイドルもそれぞれの可能性は無限大で、その関係を固定してしまうのはもったいない、と。

これは元々は「本家」のアイドルマスターシリーズがゲームシステムとして搭載していたものでしたが、ミリシタのMTS(シーズンシリーズ)ではこれを概ね実現しています。
もちろん周年曲のように全52キャラを任意に配置出来るわけでもないし、ゲームシステム的にはユニット内での歌い分け対応に限られるわけですが、ユニットはあくまで歌唱メンバーであり概念的には同じスート(♦♣♥♠)内であれば誰でも歌えるという説明がされている点は大きいように感じます。

CD音源とは違うハーモニーを見出すというのは、個人的にはアイマスの「プロデュース」活動の原点の1つのように思っていますし、そんな哲学的なことを抜きにしても楽しいものです。

もう1つはSHS、すなわち髪型変更。シャニマスが世に出た時に女の子なんだから髪型くらい変えて当然だろうという認識が共有されたような記憶がありますが、とにかく新鮮さがあるしアイドルがちょこちょこ髪型を変えてくれたらオタクとしては嬉しいわけです。(*>△<)<髪型ルーレットぉっっ
何にせよ52人分の3Dモデルに新たな髪型を用意して既存衣装への適用も進めているというのは控えめに言って偉業だろうと思います。

テーマがキャンプだった7thRをモチーフに「髪をまとめた装いで」みたいな。

歌い分けと髪型変更の共通点は「ゲームでの実現は難しいからライブに期待していた新規性」という点です。
本家本流のスタマスですら完全歌い分けを放棄していることから、全曲全キャラ歌唱収録というのが度を超えた労力であることは明らかです。また、任意の髪型を好きな衣装に適用して3Dライブなんてのは、夢物語だからこそ無邪気に欲しい欲しいと願っていたものでありました。

逆に言うとライブでは比較的コストを小さくして実現出来る項目でもあります。そのため、オリメン派とバトったり、演者さんが頑張って髪を伸ばしたり生やしたりしながら、実現されたりされなかったりしてきた要素でもあったわけです。

昨今のミリオンライブの大規模ライブはちょっとした空白期間といった感じですが、ミリシタがけっこうライブ的な要素を充実させている点に助けられているような気がします。
シーズンエアーシリーズのオンラインイベントもゲームの現実への融合という点では周年ライブに勝るとも劣らないものだと感じています。もうちょっと音響なんとかしてほしいけど。


ミリシタの立ち位置

それからもう一つミリシタが楽しいな、と思う点。ミリシタが名実ともに「765プロ」のメインのゲームになったなという実感があるからです。

これについては同意してもらうつもりも、こうだと押しつけるつもりもないので、くたくPってのはそう思ってるのねと流してもらえれば良いのですが、私は765プロのアイドルは13人ではなく52人だと思っています。その世界線に私はいます。

5年目のミリシタは全52人のソロ曲を2曲ずつ実装し終え、AS組とシアター組なんて区分けが曖昧になるほど垣根の無い展開を見せています。また、歌い分け楽曲も豊富です。言葉を選ばずに言えば本家CSゲームを代替しうる存在にまでなったと感じています。一対一プロデュースモードの出来次第では越えてしまうのではないかとすら思っています。

象徴的だったのは先日の765AS単独ライブでの「業務連絡」。「これからの765プロの活動」として社長が説明した内容の大部分はミリシタの展開を示していました。それまで漠然と感じていたこの感覚が確信に変った瞬間でもありました。


周年曲について

ミリシタの周年曲というのはその年度の抱負を語っているものだと思っています。コロナ禍で大きく予定が狂ったGlow Mapは、きっとアニメの世界を夢見た歌詞だったのだろうし、Harmony 4 Youから続くMTSシリーズは、新たなハーモニーを見せてくれています。夢にかけるRainbowの「私色の空」というのは、おそらく先述の一対一プロデュースモードを初めとする個々人の展開を念頭に置いているのでしょう。

ミリオンライブは全員が自分の色と曲を持ち、「アーティスト集団」であり、そして特定にユニットに依存しているわけでもないブランドです。このミリオンライブが個の魅力を押し出すというのは、来るべき日が来たというやつなのかもしれません。
ゲーム内で全員にソロ曲を2曲ずつ実装した上での個を語る展開を始めるというのは、十分に土台を固めたという自信の表れなのでしょう。

ミリシタ5年目の展開を、「アニメ前最後の年」を、大いに楽しみたいと思います。


ミリシタの軌跡 “ミリシタがグリマスに並んだ日”

そういえば昨日と今日はミリオンライブにとって、少し、特別な日だったようです。
昨日2022年7月19日はミリシタが前身のグリマスに並んだ日、すなわちグリマスが歩んだ1847日間と同じ長さの時をミリシタが刻んだ日でした。今日2022年7月20日からはミリオンライブの歴史においてミリシタが占める日数の方が大きくなります。

私はグリマスの風景を全く知らないミリシタからのミリPなので、そんな記念日の後者を選んでこの記事を上げることにしました。

ミリシタ楽曲実装状況

昨日、グリマスの民が思い出話に浸っていたのを見ていて、ミリシタ勢として何か残せるデータは無いかなと考えていたら、こんなグラフを作っていたことを思い出しました。急いで今日(2022年7月20日)時点のデータに差し替えてるのでミスは許して。

始点はミリシタサービス開始の2017年6月。ラベルには出ていないけれど2022年7月20日までを2022年7月としています。
青い線はミリオンライブが自分のブランドとして持っている曲数。今日時点で350曲のようです。
赤い線緑の線の違いはミリシタに実装されている曲の出典の違い。差の39曲は大部分が765ASの曲から、シンデレラの曲もここに含んでいます。
ミリシタに収録されているミリオンライブの曲は219曲の模様。総収録数は258曲。
黄色い線はミリシタがミリオンライブの曲をどれだけ消化出来ているかという線。

解釈の仕方は色々ですが、ミリシタが始まった頃にミリオンライブが持っていた曲数より多くのミリオンライブの楽曲を今のミリシタは収録していますし、それでも今のミリオンライブが持っている楽曲の4割弱を収録出来ずにいます。

ゲームの稼働期間も収録曲数もそれで思い出を定量化出来るデータではないけれど、それでも節目の数字で振り返ることはきっと大事なことなのでしょう。


それぞれの記念日

先日のミリシタ5周年記念生配信では白石紬役の南早紀さんが出演されていました。
ミリオンライブ自体は9年間の歴史を持っており、グリマス時代からミリオンライブのアイドルたちを担ってきたキャストの皆さんからはミリシタが5周年でも9年間やってきたと、次が10周年なんだと、そんな気概を感じました。
そんな中で南早紀さんはミリオンライブは5年目という感覚を強く持っていたように思います。そこに親近感を覚えたというか、個人個人が各々の記念日を持っているのは良いなと思いました。
765ASの追加キャラクター組やキャスト交代を担ったキャストにも、きっとそれぞれの記念日と関わり初めて何年という思いはあるはずで、今を何年続けて来たのかという数字が一番思い入れの深い数字になるのではないかなという気がします。
南ちゃんに”10周年”を見せたい、一緒に見たい、そう思ったミリシタ5周年でした。


アイマスのアニメというのは往々にしてアニメのストーリーをメインストリームに塗り替える力を持っています。もしかしたら我々ミリシタの民が思い出に浸る日もそう遠くはないのかもしれません。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください